絵本が高値が付く理由

絵本は、出版不況といわれて久しいこの世の中でも、一定の値段がつきやすいジャンルです。なぜ、絵本は意外と高値がつくのでしょうか。もちろん一定の需要があるからこその高値なわけですが、どこに需要があるのでしょうか。

芸術性の高さから、一定数のファンがいる

まず、絵本というのは、世間が思っているよりもマニアが多い事が挙げられます。絵本を、あくまでも子供が読むものくらいにしか考えていないのではないですか?
絵本は、絵と文字で読ませるもので、漫画に近いといえますが、一枚絵で伝える情報量が漫画よりも圧倒的に多いために、絵本を楽しもうと思ったら想像力が必要となります。つまり、頭を使わないと楽しめない場合が多いわけですよね。ですから、漫画好きの大人が多いように、その想像性の高さから、絵本を楽しむ人も多いわけです。もちろん、どちらがよくてどちらが悪いという話でもないのですが、絵本は案外にはまると止まらないわけですよね。そして大人になって絵本にはまると、際限なく集めだします。コレクションとして、古書店やネットショップ、オークションなどをあさりますよね。ですから、絵本ファンからは常に一定の割合で売れているわけです。そして、漫画や小説のように特に流行り廃りに左右されるわけでもないので、どのような絵本でもそこそこの値段がつくことが多いのです。

子供のためにと絵本を買う大人たち

そしてやはり、子供のためにと絵本を買う方が多い事です。といっても、絵本は新刊ですとかなりの金額がしますので、多くの方は絵本を古書店などで求めることとなります。ですので、絵本コーナーは古書店の片隅にしか配置されていないことが多いのですが、子連れの方などには非常に需要が大きいので、売れやすいわけですよね。だから絵本はとりあえず一定の数売れる上に、漫画や一般書籍のようにタイトルに左右されることがあまり無いので、どのような絵本でも案外高値がつきやすいのです。

まとめ

絵本というと、大抵の人はほとんど値段がつかないと思っているのではないでしょうか。上述のように、案外需要はあるものですので、それなりに値段が付くのです。ですので、もし絵本が家に眠っているなどでしたら、古書店に持っていって査定してもらうとよいでしょう。自分が思っているよりも、高額の値段がつくかもしれませんよ。