古本のジャンルの中でも人気があるのが、辞書です。辞書はやはり手元にあると便利ですし、調べごとをする上ではなくてはならない本ですよね。ただ、辞書の場合は内容が大量にあるということもあって、あまり安いとは言えません。ただ、高いからと言って辞書を買わないと、それが使えないデメリットもあるので、結局高いお金を出して、辞書を買っているという現状があります。

辞書の中古市場について

以上の点があることから、辞書においては中古のマーケットがあります。価格を抜きにして、ニーズがあることから辞書を中古のものを購入して、安くコストを抑えたいという人も多くいます。古本屋さんは、そういうターゲットユーザーのために基本的には積極的に買取をしています。そのためインターネットで「辞書 買取」というキーワードで検索をしてみると、古本屋さんや買取専門業者の広告が検索結果に表示されます。

その辞書を古本屋さんや買取専門業者が買い取る場合には、一般的に高く買取をしてもらえるポイントを列挙しますと、

・発売日から日にちが経過していないもの

・辞書の外箱がついている

・折れや汚れがきにならない

・書き込みがないもの

・ラインマーカーなどがひかれていないもの

などです。

特に書き込みやラインマーカーは、ものすごく大きなマイナスポイントになり、古本業者の中には、書き込みやラインマーカーが使われている辞書は、どんなに安くても買い取らないと決めている古本買取業者は多くいます。

以上のように、辞書も書籍である限り、できるだけ新本に状態が近ければ近いほど、高く買い取ってもらえる傾向があるようです。これは、通常の古本とほぼ同じような取り扱いと言っても良いでしょう。

また、辞書を高く買ってもらうためには、まだまだやり方があります。まず辞書を買い取ってもらうには、やはり専門店に持ち込むことをお勧めします。いわゆる大手の買取業者の場合は、システマチックに価格を査定していることもあり、その辞書がかりに価値のあるものであった場合でも、1冊100円程度の二束三文になってしまう可能性があります。ところが、専門業者の場合は、価値がわかっているので、その価値に対応できる価格で買取をしてくれます。また、査定をしてもらう場合でも、出来るだけ複数の買取業者に声をかけてみるようにしましょう。これは古本屋さんでも得意分野と不得意分野というものがありますので、買取価格は業者によって違うということほとんどです。手間や時間がかかるかもしれませんが、出来るだ多くの業者に声をかけてみると、価格の多寡が必ず出てきますので、その点チェックするためにも、複数社に声をかけるようにしましょう。

貴重なものだと予想外の価格になる場合がある

辞書も書籍である以上、買取の対象になりますが、モノによっては一般的な相場以上の価格になる場合があります。どうしてそういう事態になるのかというと、その辞書が良書であるということと、すでに時間が経過してしまって、その本自体が絶版になっているということになると、一般書店での入手が困難ということになり、その結果その辞書自体の希少性が高まり、その結果買取価格が高くなるという現象があります。

特に辞書の場合は、元々の金額が高価であるということと、もともと勉強するには絶対的に必要であるという点が、辞書のニーズの高さと言えるのですが、その辞書にも様々な辞書があり、かつ、人気の高いものになると、参考になるデーターなどが多く取り込まれていることもあり、実に勉強に役立つということもあって、人気があります。その人気のある辞書が絶版ということになると、もうその辞書を入手できないということになります。この場合需要が供給を上回っていることになると、希少性が高くなるので、価値が向上することになります。